投稿一覧
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水道システム・インフラ
水道の取水施設を変更したい――河川管理者との協議・手続きと、最初に整理すべき情報
東京都水道局のHPより 金町浄水場の取水塔 1. はじめに——「河床下取水に変えたい」と思ったら 大雨が降るたびに取水桝が土砂で埋まり、スクリーンが閉塞して取水が止まる。清掃に人を出しても、また次の大雨で同じことが起きる——小規模水道の現場では、こ... -
水道システム・インフラ
水道の取水施設にはどんな種類がある?――河川・伏流水・地下水から水を取り込むさまざまな方法
1. はじめに――水道の「取水」は、浄水の出発点 水道施設について考えるとき、多くの人がまず思い浮かべるのは浄水場や配水池、ポンプ場といった施設ではないでしょうか。確かにこれらは水道の重要な構成要素ですが、浄水場に水が届く前には、もう一つ根本... -
水道システム・インフラ
50人の水道に急速ろ過?――小規模分散型水道の浄水方式を考える
0. 国交省の資料を読んで感じた「違和感」 2026年3月、国土交通省から「水道事業における分散型システムの導入検討手引き(案)」が公表されました。人口減少や施設の老朽化、維持管理の担い手不足が深刻化する中で、今後、小規模な給水区域をどう維持して... -
思想・原則
米離れが進むと、日本の何がなくなるのか――稲作から考える日本の文化と国土
「日本の米」という本をご存じでしょうか。富山和子さんの著書です。 私がこの本を読んだとき、大変驚きました。 それは、「日本の米はおいしい」「日本人にとって米は大切な主食だ」といった、いわゆる米文化を紹介する本ではなく、この本が描いているの... -
水処理
昔から飲んできた沢水、これからも安心して使うために
1. 「子どもの頃から飲んできた水」を、もう一度考えてみてください 山間部や地方の集落では、昔から沢水・湧水・浅井戸を生活用水として利用してきた暮らしがあります。「子どもの頃からずっとこの水を飲んできた」「何十年もこの沢の水で暮らしている」... -
上向流粗ろ過
沢水の濁り対策に「上向流粗ろ過」|身近な砂利でできる簡易ろ過
1. 雨が降ると濁るようになった沢水 水道が整備されていない地域では、現在でも井戸水や沢水などを生活用水として利用している方がいます。特に沢水は、以前であれば「そのままでも使えるほどきれいな水」だった場所も少なくありませんでした。 ところが近... -
水道システム・インフラ
森だけではない。――洪水と渇水を「いなす」流域をつくる
前回、私は「水を守るなら森を増やせばいい」と考えていたところから、熊本・阿蘇のススキ草原による水源涵養の研究を知り、「その地域にとって、どんな自然が水を守るのか」という問いへと考えが変わっていった経緯を書きました。 森林が重要であることに... -
水道システム・インフラ
森を増やせばいい、と思っていた。――水道技術者が阿蘇のススキ草原から考え直した水源のこと
水道の仕事をしていると、「水源をどう守るか」という問いに向き合う場面が何度もあります。水がなければ水道は成り立たない。これは当たり前のことですが、山間部の小さな水道に関わるようになってから、その当たり前の言葉の重さを、以前とは違う形で実... -
水道システム・インフラ
地域に合った浄水方法を考えるためのガイド――まず診断、次に比較、さらに詳しく知る
はじめに 「うちの地域には、どんな浄水方法が合っている?」 水道水をつくる方法には、いくつかの種類があります。 代表的なものとして、 急速ろ過 上向流粗ろ過+緩速ろ過 膜ろ過 深井戸による地下水利用 地下水+除鉄・除マンガン などがあります。 で...