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水道における「膜ろ過」の信頼性と、小規模水道が直面する「更新費用」の罠
1. 膜処理普及の原点――「対クリプトスポリジウム」の決戦兵器 1996年、埼玉県越生町で4,000人以上が集団感染した水系感染症の事例は、日本の水道行政に大きな衝撃を与え… -



バングラデシュの「壊れては作る」連鎖から学ぶ、日本の水道維持の限界。浄水方式の転換が「人手不足」を救う鍵となるのか
1. バングラデシュ「能力強化プロジェクト」の現場から 2014年から2019年にかけて、私はJICAの技術協力プロジェクトの一員として、バングラデシュ公衆衛生工学局(DPHE… -



「千の丘の国」ルワンダで繋いだ水のバトン。
1. 「アフリカの奇跡」ルワンダとの出会い ルワンダを初めて訪れたとき、アフリカに対して自分が持っていたイメージが静かに崩れていきました。 「千の丘の国」と呼ばれ… -



「塩素」は本当に悪者か? 水道消毒の最適解を探る
1. 塩素消毒への誤解を解く――「青天井」の嘘と現場の努力 水道水の塩素に対して、批判的な声が後を絶ちません。 「日本の水道は塩素が多すぎる」「海外と比べて基準が緩… -



「スマートシティ」は誰を救うのか? ――過疎地インフラの限界と、それでも「その場所」に住み続ける人々を守る意義
序文:水道技術者としての「誓い」と「限界」 たとえ家が三軒しかない集落であっても、そこに人が住んでいる限り、水源を探し出し、水を届ける手段を考え続ける。それが… -



「広域化」の死角を突く災害対策。浄水場のレジリエンスを高める「ハイブリッド処理」のご紹介
1. 広域化が抱える「単一故障(シングルポイント故障)」のリスク 水道の広域化が、政策として推進されてからずいぶんとたちました。 複数の小規模水道を統合し、大規模… -



上田・長野地域「500億円」の水道広域化について提言
1. 上田・長野地域が直面する「水道の分岐点」 長野県の上田・長野地域が、水道インフラの大きな転換点を迎えています。 急速に進む人口減少による料金収入の減少、高度… -



小規模水道の配水管選び:ダクタイル鋳鉄管 vs PE管
1. 日本の水道を支えた「ダクタイル鋳鉄管」の功罪 日本の水道インフラの歴史は、ある意味でダクタイル鋳鉄管の進化の歴史でもあります。 引張強度と靭性を兼ね備えたダ… -



緩速ろ過の「砂かき」などのメンテナンスにご苦労されている方々へ
1. あなたの「見えない悲鳴」に、気づいている人がいます 緩速ろ過の管理者が抱える苦労は、外からはなかなか見えません。 定期的な砂かき作業。腰をかがめ、重い砂を手…