投稿一覧
-
水処理
「一滴も無駄にしない水道」の選び方 ――渇水時代の中山間地域に最適な浄水方式と“回収率”の真実
1. 深刻化する冬季渇水と「水源の不安定化」 昨年、全国各地でダムの貯水率低下を伝えるニュースが相次ぎました。四国、九州、関東。地域を問わず、冬季から春季にかけての渇水が深刻化しており、ダムが枯渇寸前まで追い込まれた地域も少なくありませんで... -
技術士(上下水道部門)への道
【技術士試験】令和4年度・過去問の解答案(私案)を公開しました
先日、本ブログにて宣言いたしました「技術士第二次試験(上下水道部門)」の過去問解答案作成について、第一弾として令和6年度分の解答案が完成しましたので公開いたします。 今回の解答案は、過去の試験問題の傾向や解答例をAIに学習させ解答案を作成さ... -
水道システム・インフラ
【実務解説】水道整備における国庫補助・助成金制度の全体像 –地域特性に応じた最適な制度選択のポイント
1. はじめに:水道整備の財源確保における「制度選択」の重要性 水道施設の新設や更新には、数百万円から数億円規模の費用が発生します。小規模集落や地方自治体が自己財源だけでこれを賄うことは、現実的ではありません。国の補助・助成制度を最大限に活... -
災害・緊急対応
【重要・訂正とお詫び】災害時の河川水利用における「ブリタ浄水器」の正しい活用法と、安全な浄水プロセスについて
1. 過去記事に関する訂正とお詫び このたび、当ブログにおいて過去に公開した「災害時のブリタ活用法」に関連し記述した記事に、重大な誤りが含まれていたことが判明しました。該当記事はすでに訂正済みです。誤った情報を長期間にわたって掲載し続けたこ... -
技術士(上下水道部門)への道
【技術士試験】令和5年度・過去問の解答案(私案)を公開しました
先日、本ブログにて宣言いたしました「技術士第二次試験(上下水道部門)」の過去問解答案作成について、第一弾として令和6年度分の解答案が完成しましたので公開いたします。 今回の解答案は、過去の試験問題の傾向や解答例をAIに学習させ解答案を作成さ... -
災害・緊急対応
災害用浄水装置として、膜ろ過 vs 緩速ろ過、自治体が選ぶべきはどちらか?
1. 「機動力」の膜ろ過か、「持続性」の緩速ろ過か 災害用浄水装置の整備を進める自治体の多くが、現在選択し所有しているのは膜ろ過システムです。 膜ろ過は、物理的な膜の力で水中の濁り・細菌・原虫を強制的に除去します。処理能力が高く、比較的短時間... -
災害・緊急対応
私が1年前に東京都へ提案した「不忍池浄化計画」の全貌。―― メンテナンスフリーを実現する設計思想
1. 100万人が「水難民」になる日--都市型災害の残酷なシミュレーション 首都直下地震が発生したとき、東京23区で何が起きるのかを、数字で考えてみます。 23区の人口はおよそ1,000万人です。仮に地震による被害で、水道供給の10%が停止したとすれば、それ... -
災害・緊急対応
小型浄水装置が拓く「災害用給水」の未来 ――ヤマハ発動機様の実証実験から見る“粗ろ過×緩速ろ過”の再評価
1. 【ニュースの衝撃】「生活用水」を自分たちで作る時代へ 2026年3月初旬、一つのニュースが私の目に飛び込んできました。 ヤマハ発動機が、静岡県磐田市において、小型浄水装置を活用した災害時給水の実証実験を開始したという報道です。その装置のベー... -
上向流粗ろ過
受水槽清掃の頻度を劇的に下げる新常識 ―「上向流粗ろ過」による前処理がもたらす管理コストの最小化
1. 受水槽における「砂泥堆積」のメカニズムと管理上の課題 谷部の水源から高台にある浄水施設(浄水場)へ水を送る際、多くの施設では一度受水槽に水を貯めてからポンプで送り出す構成をとっています。この受水槽、実は以前から維持管理コストの発生源に...