投稿一覧
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思想・原則
途上国支援における「水質基準」の柔軟な運用とは? タンザニア深井戸開発プロジェクトに見る、住民本位の意思決定
1. 地質的難所における深井戸開発の挑戦 タンザニアのタボラ州。東アフリカ内陸部に位置するこの地域は、広範囲にわたって岩盤が地表近くまで迫る、地下水開発にとって極めて厳しい環境です。 多くのドナーがタンザニア国政府から本地域での水道開発プロジ... -
技術解説
膜ろ過システムの薬液洗浄にかかるコストを劇的に下げる「薬液浸漬洗浄」の極意。
1. 膜ろ過(MF/UF中空糸膜)における維持管理の現状 浄水処理における膜ろ過の導入が、じわじわと広がっています。その理由は明快で、「管理が比較的シンプルで、処理水質が安定している」という二点に尽きます。 水道分野で主流となっているのは、MF膜(... -
技術士(上下水道部門)への道
技術士第二次試験(上下水道部門)合格への道 ――過去問スプレッドシートの公開と「オープン解答案」の試み
1. はじめに:なぜ今、再び「技術士」なのか 技術士の第二次試験(上下水道部門:2026年7月20日)に、今年度、改めて挑戦します。 最後に受験したのは2017年度のことです。あの年は筆記試験を通過しましたが、業務が重なって口頭試験の対策に時間を割けず... -
お知らせ
毎日数十人が集まる「水の場所」へ。メルマガ第8号の節目と、水飲み会のアップデート。
1. 誰にも教えずに始めたメルマガが、いつのまにか。 メルマガを始めたとき、特別な告知はしませんでした。 誰かに「始めます」と宣言するわけでもなく、このブログのサイドバナーにそっとリンクを置いただけ。それがいつの間にか読者数が増え続け、昨日、... -
思想・原則
日本丸という船が豊かな航海になるか、沈んでしまうのか
1. 「責任回避」が生み出す、重すぎるインフラの正体 日本各地で、老朽化したインフラの更新が急務となっています。水道管、橋梁、トンネル、下水道管。これらを更新するための費用は膨大であり、多くの自治体がその重さに苦しんでいます。 自治体がインフ... -
お知らせ
【本日17時】新宿で「水飲み会」やります。水に関わる皆さん、GW前にふらっと集まりませんか?【臨時投稿】
直前の告知となってしまいましたが、以前ご連絡の通り、本日、連休を前に「水飲み会」を開催することにいたしました。 水に関係する仕事をされている方なら、どなたでも大歓迎です。 上下水道の設計、水処理の現場、機器製造の苦労話、業界話など……連休前... -
災害・緊急対応
災害時の「管内残留水」利用に伴う衛生リスクと復旧プロセス–負圧による汚染と水質確保の論点
1. 水道管内水の活用:優先順位の再確認 大規模地震が発生し、広域断水が長期化する局面では、「管の中にまだ水が残っているのではないか」という発想が現場で浮かぶことがあります。実際、断水直後の管内には一定量の水が残留しており、これを何らかの形... -
思想・原則
ライフサイクルコストの「盲点」を埋める――行政コストと不確実性から導く、真に持続可能な水道設計
1. LCC(ライフサイクルコスト)の再定義 「500万円で50年動く施設」 と 「1,000万円で100年動き続ける施設」。 どちらの施設を選ぶべきと思いますか?? 単純に計算すると、どちらも「1年あたり10万円」です。であればとりあえず安いほうでいい、と... -
思想・原則
【緊急提言】中東危機とナフサ枯渇が招く、水道業界「暗黒の1年」。工事からコンサルへのシフトと、建設業倒産リスクの再検証
1. 【現状分析】中東情勢と石油供給の二面性 2026年2月に始まったアメリカとイランの軍事衝突は、日本の多くの人にとって「遠い国際ニュース」として受け取られているかもしれません。しかし、水道業界の実務に携わる方であれば、今この瞬間も資材調達の現...