水処理– category –
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緩速ろ過
「砂かき」の悪夢は終わった。現代の緩速ろ過が“メンテしやすい浄水法”へと進化した理由
1. あの「砂かき」を経験した人が持つ、根深い嫌悪感 緩速ろ過という技術の名前を出すと、経験者から決まって出てくる言葉があります。 「あの砂かきだけは、二度とやりたくない」 砂かきとは、緩速ろ過槽の砂層表面に堆積した汚れを物理的に削り取る作業... -
水処理
「一滴も無駄にしない水道」の選び方 ――渇水時代の中山間地域に最適な浄水方式と“回収率”の真実
1. 深刻化する冬季渇水と「水源の不安定化」 昨年、全国各地でダムの貯水率低下を伝えるニュースが相次ぎました。四国、九州、関東。地域を問わず、冬季から春季にかけての渇水が深刻化しており、ダムが枯渇寸前まで追い込まれた地域も少なくありませんで... -
上向流粗ろ過
受水槽清掃の頻度を劇的に下げる新常識 ―「上向流粗ろ過」による前処理がもたらす管理コストの最小化
1. 受水槽における「砂泥堆積」のメカニズムと管理上の課題 谷部の水源から高台にある浄水施設(浄水場)へ水を送る際、多くの施設では一度受水槽に水を貯めてからポンプで送り出す構成をとっています。この受水槽、実は以前から維持管理コストの発生源に... -
水処理
水道原水の水質課題と「粗ろ過×緩速ろ過」の適用限界 ――持続可能な水処理の「守備範囲」を定義する
1. はじめに:原水リスクの多様化と処理技術の選定 川や貯水池の水。、地下水を水道にする際、その水に含まれている成分や性質に合わせた水処理を行い、水道基準に合った水質の水を水道として給水します。今回は、その水道における水質毎の水処理方法につ... -
緩速ろ過
粗ろ過×緩速ろ過の「余裕設計」が合理的な理由 ――変動費の構造とLCCから導き出す新・設計戦略
1. はじめに:再評価される「粗ろ過×緩速ろ過」の経済性 水道設計において、施設規模を「必要最小限」に抑えることが合理的だと思われてきました。建設費を下げ、土地を節約し、コンパクトにまとめる。その発想自体は間違っていません。しかし、処理方式に... -
水処理
「微生物の気持ち」がわかれば、水処理は変わる。
序文:技術者としての原点「排水処理」 仕事を始めたばかりの頃、私は食品工場や給食センター、酒造メーカーの現場を毎日のように歩き回っていた。 担当していたのは排水処理だ。食品工場から出る大量の有機物を含んだ排水、米のとぎ汁のような粘り気のあ... -
水処理
池の「浚渫(しゅんせつ)」はなぜ水道に必要なのか? ――炭素循環から読み解く、水源管理の「負債」と「解決策」
1. 失われた日本の風景と「炭素」の回収 かつて、池の泥をさらう作業は地域の日常だった。 春先になると村総出で池に入り、底に溜まった泥を掻き出す。その泥は肥料として田畑に還元され、池は再び澄んだ水を湛える。この「泥さらえ」と呼ばれた作業は、単... -
水処理
「粗ろ過×緩速ろ過」の限界点。「適さない」3つのケースと、その時選ぶべき次の一手
1. 「万能な技術」はこの世に存在しない シンプルな構造、低いランニングコスト、長い耐用年数。粗ろ過と緩速ろ過を組み合わせた水処理システムが、小規模水道の有力な選択肢であることは間違いない。専門人材が限られ、予算も潤沢ではない過疎地や未普及... -
上向流粗ろ過
日本の水道「未普及2%」の救世主。沢水の濁り対策は、ろ過の「向き」を変えるだけで劇的に楽になる
1. 水道普及率98%の陰に隠れた「240万人の日常」 「日本の水道普及率は約98%」——この数字を耳にすると、水道のない暮らしはもはや過去のものと感じる人が多いかもしれません。しかし裏を返せば、残りの2%、約240万人は今もなお、公共の水道の恩恵を受けず...