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水・水道の知識
塩素が怖い?――では、塩素を入れない水と、塩素を入れた水。本当に怖いのはどちらなのか
「塩素は身体に悪い」という声 水道の話をしているとき、たまにこういう意見に出会うことがあります。 「塩素は身体に悪いから、できるだけ使いたくない」 塩素臭が嫌い。肌に悪そう。アトピーの原因になるのではないか。せっかくの井戸水なのだから、薬品... -
水道システム・インフラ
「水道を運営する人がいない」――世界的な水道分野の人材不足に対し、日本は何ができる?
私たちはこれまで、日本の「水道人材不足」を問題にしてきた これまでこのブログでは、何度も水道の人材不足について取り上げてきました。日本では人口が減少し、それに伴って水道技術者も減少しています。特に地方では、浄水場を運転する人、水質を判断す... -
水道システム・インフラ
これからの水道は「作る・貯める・回す・逃がさない」――水不足の時代に、水道をどう設計するか
1. ここまで、いろいろな「水の作り方」を見てきた このシリーズでは、気候変動によって世界の水がどう変わるのかという問いから始まり、様々な視点を重ねてきました。 気候変動が水循環を変え、水が「不安定」になること。水を時間的に保存するダムや地下... -
水道システム・インフラ
最も高度な浄水が、最も良い浄水とは限らない――粗ろ過+緩速ろ過という「最もシンプルな浄水方法」
1. 「高性能な浄水場」とは何だろう? 浄水場を新しく作るとしたら、どんな設備を入れたいと思うでしょうか。最新の膜ろ過設備、高度なセンサーと自動制御システム、精密な薬品注入装置、複数の処理工程——そうした設備が揃っているほど、より安全で高品質... -
技術資料・解説
空気から水を作る【AWG】—「空気には水がある」という発想
1. 空気の中にも「水」がある 私たちは毎日、水の中ではなく空気の中で暮らしています。海に潜っているわけでも、川の中にいるわけでもない。しかしその空気の中にも、実は大量の水が含まれています。 「湿度」という言葉は誰でも知っています。蒸し暑い夏... -
思想・原則
日本はダムをもっと作ればいいのか?――貯水・治水を「20世紀の答え」から考え直す
1. 日本はダムをたくさん作ってきた 日本の山間部を車で走ると、かなりの頻度でダムを目にします。緑に囲まれた谷に静かな湖が広がり、コンクリートの堤体が山の斜面に挟まれ、そこから下流へ川が流れていく。私たちはその光景を、日本の当たり前の風景と... -
水・水道の知識
気候変動で、世界の水はどう変わるのか——「雨が増えるのに、水不足になる」という不思議な世界
1. 気候変動というと、何を思い浮かべるか 「気候変動」という言葉を聞いたとき、どんな光景が頭に浮かぶでしょうか。記録的な猛暑、巨大化する台風、短時間に降る猛烈な雨、海面の上昇、南欧や北米での山火事、ヒマラヤやアルプスで後退し続ける氷河——ニ... -
思想・原則
「水をきれいにする」とは、いったい何をすることなのだろう?
水処理の仕事をしていると、当たり前のように薬品や機械を使います。 凝集剤を入れて、撹拌して、沈殿させる。 ポンプで水を送る。 必要なら膜でろ過する。 曝気するためにブロワを動かす。 そして、きれいになった水を取り出す。 私たちは「水をきれいに... -
水・水道の知識
地元のせせらぎを、水風呂に。― 水にこだわったコテージサウナで地元の魅力アップへ
はじめに――サウナブームから数年 日本でサウナブームが起こってから、もう数年が経ちました。最近はあの熱狂ぶりは少し落ち着いてきたように感じますが、サウナという文化そのものは、かなり広い層にしっかりと根づいた印象があります。もはや「サウナ=一...