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水・水道の知識
「水」を支えるのはダムではない、森林だ。――日本の水道を「急流」から守る先人の遺産と、私たちが直面する水源林の危機。
1. 明治の技師が驚愕した日本の「川」の実態 「これは川ではない、滝である」 明治政府が招いたオランダ人土木技師ヨハネス・デ・レイケが、日本の河川を初めて視察したときに発したとされる言葉です。ヨーロッパの緩やかな平野を流れる川しか知らなかった... -
設計
浄水設備が完璧でも水道は止まる?小規模水道の「隠れた難所」、取水設備の重要性
1. 浄水システムが「最強」になったからこそ見えてきた課題 上向流粗ろ過と緩速ろ過の組み合わせによって、浄水工程のメンテナンス負荷は劇的に下がりました。砂かきという重労働はほぼ不要になり、粗ろ過の排泥は5分のバルブ操作で完結する。日常管理の手... -
思想・原則
「全配管更新」の幻想を捨て、持続可能な小規模水道ネットワークへ。県単位の管理組織がもたらす4つのメリット
1. 認めたくないが直視すべき「配管更新の限界」 全国の水道管の総延長は約70万キロメートル。その多くが高度経済成長期に整備され、法定耐用年数(40年)を超えた管が急速に増加しています。老朽管の更新需要は今後数十年にわたって膨らみ続ける一方、自... -
災害・緊急対応
能登地震の現場から問う「災害時水道」の空白:法律と命の間で、生活用水をどう守るか
1. 能登半島地震、支援の現場で見た「水」の断絶 2024年1月1日、能登半島を最大震度7の地震が襲った。 発災直後から私たちは現地に入り、水道支援の活動を続けた。そこで目の当たりにしたのは、「断水」という言葉が表す以上の現実だった。 インフラが寸断... -
運搬給水
人口減少時代の最適解「運搬送水」:自動運転技術が変える小規模水道の未来設計
1. 小規模水道の「第3の選択肢」とは何か 人口減少と高齢化が加速する中、地方の小規模水道が岐路に立っている。老朽化した施設の更新費用は膨らむ一方で、料金収入の原資となる人口は減り続ける。「今の仕組みを維持し続けることが、本当に地域のためにな... -
小規模水道
小規模分散型水道をめぐる議論を整理する― 流行語化の先にある、本来の設計論へ ―
近年、「小規模分散型水道」という言葉を耳にする機会が増えてきました。特に2024年の能登半島地震以降、広域的な断水被害が注目される中で、「災害に強い水道のあり方」として、この言葉が政策・報道・現場のいずれにおいても使われる場面が増えています...
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