思想・原則– category –
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思想・原則
私たちは「水道屋」になっていないか?――30年後、50年後の水道に責任を持つ「技術者」であるために
1.「政治屋」と「水道屋」の共通点 「政治屋」という言葉があります。 政治家本来の使命――国民の暮らしを守り、社会をより良くすること――を忘れ、自らの地位の維持や、党内の力学、次の選挙での得票だけを考えて動く人間を指す言葉です。志がないわけでは... -
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水道料金高騰は食い止められる。水道法から読み解く「原価低減」の鍵と、粗ろ過導入による財政再建
1. 迫りくる「水道料金高騰」の正体 全国各地で老朽化した水道管が破裂するニュースが続いています。道路が陥没し、周辺が浸水し、広範囲で断水が発生する。その映像が報道されるたびに、「うちの地域は大丈夫か」という不安と、「修理にかかる費用は誰が... -
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「全配管更新」の幻想を捨て、持続可能な小規模水道ネットワークへ。県単位の管理組織がもたらす4つのメリット
1. 認めたくないが直視すべき「配管更新の限界」 全国の水道管の総延長は約70万キロメートル。その多くが高度経済成長期に整備され、法定耐用年数(40年)を超えた管が急速に増加しています。老朽管の更新需要は今後数十年にわたって膨らみ続ける一方、自... -
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水道インフラの「人材不足」を技術で解決する:更新不要な浄水システムが老朽化対策の切り札になる理由
1. 水道業界を襲う「ダブルの人手不足」の正体 水道インフラの老朽化問題は、今や多くの自治体で共通の課題として認識されています。しかし現場で起きている問題の本質は、「お金がない」という財政論だけでは語り切れません。より根深く、より解決が難し... -
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老朽化した水道配管って、なぜ全部更新が前提なの??
埼玉県八潮市の下水道の崩落事故と時期を同じくして、全国で水道管の破裂事故も同様にニュースで取り上げられるようになり、 水道配管の老朽化問題が世間で周知されることとなりました。 ニュースなどで報道されているように、老朽化配管の総距離は令和4年... -
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家電買い替えから見る、水道施設の更新を考える
我が家では、洗濯機が”キシキシ”ともうきつそうな唸り声をあげていたので、2年ほど前に買い替えたのですが、それ以外の掃除機やTV、冷蔵庫などの家電はもういつ買ったかわからないくらい長持ちしています。たぶん、最低でも10年中には15年くらいたつものも... -
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先代に恥じない仕事を――スーダンで感じた日本人の誇り
以前、私は海外の途上国において、水道のない地域に水道施設を整備したり、国全体の水道計画を立案したりする仕事に携わっていました。その仕事を始めて1〜2年目の頃、アフリカのスーダンを訪れたときのことです。 地方調査で農村部を回っている途中、1台... -
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宮城県知事が参政党党首に抗議――「命の水を外資に売るな」の真意と事実
昨日の参議院議員選挙の直前、新興政党である「参政党」神谷党首の“水道民営化批判”発言をめぐり、宮城県の村井嘉浩知事が抗議文を出すという異例の事態が起きました。村井知事は「選挙中だから何を言ってもいいのか」と憤り、「宮城の命の水を外国企業に... -
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第四回:大都市の水道は“現状維持”でよいのか?現状整理と今後についての提案【12連載】
「東京も大阪も、水道料金は全国平均よりも安く、サービスは安定しているように見える。だが、本当にそうなのか。裏に隠された2つの問題に迫る」 私たちが暮らす東京や大阪などの大都市の水道は、一見すると極めて恵まれた環境にあるように見えます。 大都...