2026年3月– date –
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給水計画
人口減少時代の小規模水道設計:給水人口設定の「最適解」と、失敗しないための増設戦略
1. 人口減少時代、旧来の「計画給水人口」は通用しない 増加時代の遺物 水道設計の基本となる「計画給水人口」は、事業完成後の一定年度(おおむね10〜15年先)における給水対象人口を予測し、それに基づいて施設規模を決定するものです。人口増加が続いた... -
上向流粗ろ過
既存の急速ろ過浄水場を「省エネ・低コスト」にアップデートする。上向流粗ろ過による前処理のススメ
1. 既存の急速ろ過浄水場が抱える「現代の課題」 急速ろ過方式は、高い処理能力と速い処理速度を持ち、日本の水道インフラを長年にわたって支えてきた主力技術です。しかしその特性ゆえに、近年の環境変化の中で、運用コストと現場負担が静かに増大してい... -
小規模水道
地元の水をおいしい湧き水に変える、緩速ろ過の可能性
1. 水道広域化が住民にもたらす「心理的コスト」 少し、個人的な話から始めます。 私の両親が暮らす集落には、かつておいしい水道がありました。地元の湧き水を水源に、緩速ろ過の小さな浄水場で処理された水は、くせがなく、やわらかく、そのまま飲める水... -
思想・原則
水道インフラの「人材不足」を技術で解決する:更新不要な浄水システムが老朽化対策の切り札になる理由
1. 水道業界を襲う「ダブルの人手不足」の正体 水道インフラの老朽化問題は、今や多くの自治体で共通の課題として認識されています。しかし現場で起きている問題の本質は、「お金がない」という財政論だけでは語り切れません。より根深く、より解決が難し...