設計– category –
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腐食物質(フミン質)対策におけるオゾン装置のスペック選定術。TOC相関と溶解効率から導く最適設計
1. 活性炭からオゾンへ:ランニングコスト重視の選定経緯 腐植物質(フミン質)による色度問題への対処として、まず検討の俎上に載るのが活性炭処理です。活性炭は導入コストが比較的低く、既存の処理フローに組み込みやすいという利点があります。しかし... -
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海外水プロジェクトの教訓。機材調達における「代理店網」という死活問題と、持続可能な施設設計
1. スーダン機材調達案件の概要と目的 2008年から2013年にかけて、私はスーダンの水プロジェクトに専門家として携わっていました。 案件の目的は、スーダンの水質分析能力の強化です。その活動の中で日本から水道管理に必要な各種機材を調達してスーダンに... -
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UV-LEDは塩素を超えるか?小規模水道における紫外線滅菌の「期待」と「限界」
1. 紫外線滅菌の「新時代」――UV-LEDがもたらしたパラダイムシフト 水の消毒技術として、紫外線滅菌は長い歴史を持っています。しかし従来の紫外線ランプは水銀を使用しており、頻繁なON/OFFに弱く、寿命も短いという運用上の課題がありました。それが近年... -
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「塩素」は本当に悪者か? 水道消毒の最適解を探る
1. 塩素消毒への誤解を解く――「青天井」の嘘と現場の努力 水道水の塩素に対して、批判的な声が後を絶ちません。 「日本の水道は塩素が多すぎる」「海外と比べて基準が緩い」「上限がないから青天井だ」 ——こうした言説がインターネット上を流通し、浄水器... -
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「広域化」の死角を突く災害対策。浄水場のレジリエンスを高める「ハイブリッド処理」のご紹介
1. 広域化が抱える「単一故障(シングルポイント故障)」のリスク 水道の広域化が、政策として推進されてからずいぶんとたちました。 複数の小規模水道を統合し、大規模な浄水場と広域配水管網を整備することで、経営効率を高め、水道事業の持続可能性を確... -
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小規模水道の配水管選び:ダクタイル鋳鉄管 vs PE管
1. 日本の水道を支えた「ダクタイル鋳鉄管」の功罪 日本の水道インフラの歴史は、ある意味でダクタイル鋳鉄管の進化の歴史でもあります。 引張強度と靭性を兼ね備えたダクタイル鋳鉄管は、重荷重や土圧への耐性が高く、幹線管路としての信頼性は折り紙つき... -
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小規模水道に「急速ろ過」を適用するリスク
1. 急速ろ過が築いた「成功体験」とその終焉 急速ろ過は、20世紀の水道史における最大の功績の一つです。 凝集剤を投入してフロックを形成し、沈殿・ろ過によって高濁度の原水を短時間で透明にする。どんな濁りにも対応できる処理能力と、大量の水を効率よ... -
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「広域化」か「分散化」か。その二元論に、海外の村落給水設計から一石を投じる。――目指すべきは「地域最適」の水道システム。
1. 日本の水道が陥った「極端な議論」 ここ10数年、日本の水道業界では「広域化」という言葉が呪文のように繰り返されてきました。老朽化するインフラの更新費用を捻出できない中小自治体が増え、人口減少で収入が先細る中、「規模を大きくして効率化する... -
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水処理技術の「適材適所」。各方式の特性から導き出す、自治体に最適な浄水システムの選び方
1. 水道技術における「優劣」という誤解 「どの浄水方式が一番いいのですか?」 自治体の担当者や、設計の現場で働く方々から、こうした質問を受けることがあります。その問いに対する答えは、いつも同じです。 「それは、場所と条件によります」 急速ろ過...
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