投稿一覧
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一般
海水から水道を作り出すってどうやるの?
~海水淡水化の最前線、「青い海」を飲める水に変える技術~ 地球の水の約97.5%は海水です。私たちが利用できる淡水はわずか2.5%しかありません。にもかかわらず、世界の水道造水量のうち、海水由来の水が占める割合は0.8%に留まっています。なぜでしょう... -
一般
水道は“最も重要な基本インフラ”:誰のものか? ~民営化・国際紛争・地域の“命綱”を読み解く~
2019年の改正水道法、そして浜松市での25年にわたる運営権売却(コンセッション)は、「水は公共財」という常識を揺るがす出来事でした。水戦争の歴史や民営化の功罪から、「命のインフラ」である水道の行く末を、今こそ深く考えるべき時が来ています。 序... -
一般
災害用膜浄水器の効率的な使用方法!! ~徹底解説~
「災害時、いざという時に、その場で飲める水があったら…」そう願う人は多いでしょう。近年、Amazonなどで「3,000~5,000円前後の緊急浄水器」が手軽に手に入るようになりました。その中には、「そのまま川の水を飲める!」と謳う製品もありますが、本当に... -
災害
災害で水道が止まったときに自宅にあるもので飲み水を作る方法!
「備蓄のペットボトルが尽きそう……」――そんなとき最後の砦になる“家庭内浄水テクニック”を伝授します。高価な浄水器が無くても、工夫しだいで“飲める水”はつくれます。いざという時に慌てないよう、最低限そろえておきたい道具と手順をまとめました。 1. ... -
災害
大震災でも火災は防げる!!何に気を付けるべきか3つのフェーズごとのヒントをお知らせします
大都市に暮らす私たちにとって、地震の次に最も警戒すべき災害の一つが「大規模火災」、特に「市街地延焼火災」です。阪神・淡路大震災や能登半島地震で目の当たりにしたように、一度火の手が上がれば、あっという間に広がり、都市全体を焼き尽くしかねま... -
一般
大都市の災害がなぜ悲惨なのか
近年、地震や異常気象による大規模災害が頻発しています。その中でも、特に「大都市の災害」は、その規模と影響の甚大さから、悲惨な状況を招きやすいと言われています。私たちはこの事実から目を背けることなく、来るべき時に備える必要があります。 もし... -
一般
ブログの執筆者紹介
「100 億人に命の水を」——井戸端から世界の水道へ はじめまして。松尾 俊作と申します。水とともに歩んだ二十五年を、少しだけ物語風にご紹介します。 ルワンダ国東部県ムシキリ村の水源へつづく道で、子供たちと 1. 池のほとりで芽生えた違和感 二〇〇〇... -
水処理
古くも新しい水処理技術、砂利ろ過とは!?
古い技術だけれども使い方を変えたら、意外にすごかった、というものたまにありますよね 今回の「砂利ろ過」もそんな技術の1つになり、将来の水道のカタチを変えることになるかもしれません。 砂利によるろ過が水道を変えるかもしれない 日本の水道の歴史... -
水処理
フミン質(腐植)による色度対応について
山の沢水を水道にするとき、水処理技術者を悩ませるのが、フミン質と呼ばれる着色物質です。山林の落ち葉の中を通る間に、水に溶け込むと思われるその物質は、薄茶色の色を呈し、水道の色度の水質基準である5度を超えるもととなる物質です。数年前、千葉県...