まっちゃん– Author –

(株)水未来研究所の代表。水道や水のことについてのあれこれをつづっていきます
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東京都の水道インフラはどこまで“地震対応”できているのか?(連載1/5回)
首都圏の人口をご存じでしょうか。 県や市などの行政単位ではなく、世界では「都市圏」という概念があり、その概念では東京都市圏の人口は3,775万人で世界トップです(出典:Demographia 2016年4月)。2位はインドネシアのジャカルタで3,132万人。続く3位... -
首都を襲う大断水に備える ― 首都直下地震と東京の水道を“現実的”に考える ― 連載予告回
いつ起きてもおかしくない首都直下地震。 「蛇口をひねっても、水が出ない。」そんな日が明日来るかもしれません。 首都直下地震なら首都圏、南海トラフなら関西~中部、四国までー。広域で同時多発的に断水が起こるリスクが指摘されています。 本連載では... -
水道は飲んでも安全!?日本の水道の品質とは
「日本の水道水はそのまま飲める」と言われていますが、最近では「水道水は危ない」「浄水器を使うべき」「ミネラルウォーターの方が安心」など、不安をあおる声も見られます。 しかし、本当にそうでしょうか? 実は、日本の水道水は世界でもトップクラス... -
小規模分散型水道について考える
最近、「小規模分散型水道」という言葉を耳にする機会が増えてきました。 特に2024年の能登半島地震以降、「災害に強い水道」を求める声とともに、この「小規模分散型水道」というキーワードがさまざまな場面で使われるようになってきています。こうした言... -
【災害対応】災害時の水の消毒に必要な塩素の量は?
地震や断水などの災害時において、確保できた水を安全に飲用するには、適切な塩素消毒が欠かせません。では、実際に手元にある「次亜塩素酸ナトリウム」を使って、どのくらいの量を加えればよいのでしょうか? この記事では、災害時に家庭でも実践できる簡... -
【節約術】自宅の水道代節約について
ここ数年、食料品や電気代、社会保険料など、あらゆる生活費が値上がりしています。 一方で、給料の伸びは限定的。家計のやりくりがますます大変になっている方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は身近な生活費の中でも節約の工夫がしやすい「水道... -
【保存版】災害時の“水”の確保術|1人1日20Lで生き抜くための知恵と工夫
何気なく使っている水。しかし、地震や水害などで水道が使えなくなると、その存在がどれほど大切だったかを痛感します。 そもそも人々はどのくらい毎日水を使用しているかご存じでしょうか。 世界標準で、人一人当たり、1日当たりに使用する水の量は250Lと... -
地下水を水道に使うということ
― 掘削リスクからコストまで “まるっと” 俯瞰ー 日本の浄水量の 15 % は地下水(日本水道協会 2024)。熊本市・昭島市のように “蛇口 100 % 地下水” の都市もある一方、調査段階で断念する自治体も少なくありません。本稿では、地下水を水道水源に採用する... -
水道の水源と、水道水の作り方
― 日本の“水道水づくり”をざっくり俯瞰 ― 蛇口をひねれば当たり前に出てくる水。 その旅は「水源」から始まり「浄水場」を経て、ようやく私たちの家庭に届きます。日本の水道はおおむね4つの処理法でつくられていることをご存じでしょうか。 熊本の水道は...