【節約術】自宅の水道代節約について

ここ数年、食料品や電気代、社会保険料など、あらゆる生活費が値上がりしています。

一方で、給料の伸びは限定的。家計のやりくりがますます大変になっている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、**身近な生活費の中でも節約の工夫がしやすい「水道代」**に注目してみました。
ご家庭で実践できる節約方法を、具体的なデータとともにご紹介します。

目次

水道料金はどこで跳ね上がる?

まずは、水道の使用量と料金の関係を見てみましょう。

東京都水道局の料金表に基づいて、使用量を4m³〜13m³まで0.5m³刻みでシミュレーションした結果がこちらです(下水道料金込み・2か月分):

使用水量(m3)45678910111213
2か月料金(円)3,4603,6803,7243,7683,8124,7167,1007,5768,0528,528
📯ポイント:9m³・10m³を超えると料金が一気に跳ね上がる!
  • 9m³ → 10m³に上がると、約2,200円増
  • 8m³ → 9m³でも、約900円増

一般家庭の水道使用量はどのくらい?

では、私たちは日常生活の中でどれくらい水を使っているのでしょうか?
世帯人数ごとの1日の水使用量のモデルを作成してみました。

モデルケースの水使用量(1日あたり)

項目単身(1人)3人家族5人家族備考
風呂150L200L220L少な目の湯量で試算
シャワー30L90L150L10L/分×3分×人数
トイレ36L108L180L12L/回×3回×人数
飲料・調理3L9L15L3L/人で試算
皿洗い5L15L25L約5L/人想定
手洗/洗面2L6L10L2L/人で想定
洗濯40L120L200L洗濯機使用想定
(単身は3日に1回)
合計(L)266L548L800L
1か月(m3)7.98m³16.44m³24m³

*単身者の場合、水道使用量は8m³未満で、料金階段の下に収まります。
*しかし3人以上になると10m³以上となり、料金が跳ね上がるゾーンに突入します。
*5人家族では20m³以上となり、さらに料金が跳ね上がります。

節約シミュレーション:どれだけ下げられる?

それでは、3人・5人家族で以下のような節水対策をした場合、どれくらい料金が節約できるのかを見てみましょう。

💡試した節約パターン:

  • お風呂をやめてシャワーのみに
  • 風呂の残り湯で洗濯
  • 風呂水をトイレに再利用(5人家族のみ)
世帯人数ケース内容水使用量(m³/月)料金(円/2か月)節約額(年間)
3人家族通常(風呂あり)16.5m³10,166円
シャワーのみ9.5m³4,858円31,848円
5人家族通常(風呂あり)24.0m³16,884円
風呂水で洗濯15.9m³9,908円41,856円
シャワーのみ16.5m³10,194円40,140円

💡最大で年間約4万円以上の節約が可能!

特に大家族ほど効果が大きく、風呂水の再利用がカギになります。

具体的な節水アイデア

すぐに取り入れやすい方法をいくつかご紹介します:

節水アイデア
  • 🚿 節水シャワーヘッドに交換
  • 🛁 風呂の残り湯を洗濯機に活用
  • 🚽 トイレタンクにペットボトルを沈めて水量調整(古いタイプのトイレの場合)
  • 📄 請求書や明細で毎月の水使用量をチェック(10m³・20m³ラインの意識)

まとめ:まずは「自分の家庭の水使用量」を知ることから

節水の第一歩は、ご家庭の水使用量の現状を知ることです。
「うちは何m³くらい使ってるのかな?」というところから、無理のない節約方法を検討してみてください。

今回ご紹介した水量モデルや料金シミュレーションの”Excelファイルもご用意しました。
ご家庭の実情に合わせてカスタマイズし、ぜひ節約の参考にご活用ください。

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